第3章 休み時間
グリムを連れて植物園の木の下に座った
『(グリム…引っ付いたら中々離れないんだよね…)ふぁぁぁ…』
いいやと思い私もグリムを抱っこしたまま寝っ転がる
花の香りと優しい陽だまりと鳥の声
そして静か
ウトウト、ウトウトとしているうちにフッと意識を手放した
レオナ「あ?何で小食動物と毛玉がここにいんだよ」
はレオナのテリトリーである場所から離れて寝ていた
すぅすぅと規則正しい呼吸音
グリムも安心したように眠っている
グリム「ふなっ!」
『ん…よしよし…そばにいるよ…』
グリムの怖がった声に、寝言みたいに優しく言うと、グリムの体を撫でた