第9章 少女昏睡状態
アズール「良いでしょう。彼にはまだ借りを返してない。お見舞いくらいいくらでも行きましょう」
アズールが頷いた事により、フロイドの機嫌は良くなり仕事の準備をしていた
ジェイド「変わりましたね。アズール」
穏やかにジェイドは呟いた
スカラビア寮
カリム「何!?が倒れた!?それは本当なのか!?ジャミル!」
ジャミル「あぁ。エースに聞いたから本当だ」
カリム「なっ何でが!?」
ジャミル「分からない」
厳しい事も言っただが、結果としていい方に向かった
カリムに遠慮が無くなったジャミル
ジャミルに対等に向き合おうとするカリム
『ジャミル先輩…。本当は止めて欲しかったんじゃないですか?カリム先輩に気付いて欲しかったんじゃないですか?じゃないと私達を呼んだ意味が分かりません。本当にカリム先輩が嫌なら貴方ほどの能力があるならいくらでも殺す機会も、追い出す機会もあった筈です。主従関係では無く貴方は本当に優しい人です』
そう言って撫でられた頭
怒るわけでも叱るわけでもない
優しい優しい手と声
ジャミル「……見舞いに行くか?」
カリム「良いのか!?」
ジャミル「その代わり騒ぐなよ」
カリム「おう!」
ジャミルは本当に分かっているのかと、頭を抱えた