第8章 購買部で働きます
優 side
『〜〜〜!』
ユウ「ん…?」
姉さん帰ってきたんだ
あんなに声上げてどうしたんだろう?
僕は階段を降りると、ゴシッと顔を拭っている姉さんの姿
そしてすぐに勉強に向かった
ユウ「姉さんどうしたの?」
『っ!優、起こしちゃった?ごめんね。目薬差したら痛くてビックリして』
ユウ「お帰りなさい…」
『……うん、ただいま。優眠いんでしょ?ほら、寝ないと』
回っていない頭で姉さんの声だけはしっかり聞こえる
優しい、優しい姉さんの声
ユウ「……うん…おやすみなさい…」
『おやすみ、優』
何で姉さんの状態に気付かなかったんだろう?
優 side終