第7章 髪を切りました
身長が無いのにも関わらず、威圧感がある
『ねぇ…』
「ヒッ!」
「っ!」
その声に優しさや温かみは無く、リドルの様な怒気も無い…が、相手を怯ませる
『何したか分かってる?』
静かな声に誰も何も言えなく、クルーウェルさえ動けない
スゥッと青い目が細められる
『聞いてるんだけど?何したかって』
「そっそれ…は…」
「あ、あ…」
ガクガクと震える生徒達
コツリと足音一つ
それだけで相手はビビり、転ける
『危険物取り扱ってるの分かってない?それとも分かっててやった?』
焼けた腕を気にする仕草も無く、ただただ静かに転んだ人物を見つめる