第6章 イジメ
どんなに好きでも、姉さんは“弟”としてか見てくれない
僕だって男だ
好きな人を守りたいし、頼られたい
蝕んでいくのは嫉妬
ユウ「どうして…」
『…ん?』
ユウ「弟しか見てくれないんだよ!」
『え、ゆっ優?』
優は苛立った様に叫んだ
ユウ「僕は姉さんが好きなんだよ!どうして弟扱いなの!?確かに僕は頼りないし、守られてばっかだけど、少しは気付いてくれよ!」
優とは血が繋がってない
だけどそれとこれとは話が違う
『優…落ち着いて』
ユウ「姉さんは卑怯だよ!僕の気持ち知ってるくせに!知らないフリするんだ」
違うとが言うが、興奮状態の優には届かない