第6章 イジメ
僕と同じで異世界から飛ばされて、今も傷だらけでなのに何で…!
『優…』
これじゃあただの子供の癇癪のじゃないか──…
悔しい、悔しい、悔しい!
ユウ「姉さんにはもう面倒見てもらわなくてもいい!」
そう言うと優は保健室から飛び出して行った
ただの八つ当たりだって分かっているが、どうしようもなかった
『………』
グリム「ふな?ユウ??」
『グリム…起きたの?傷は大丈夫?』
グリム「ユウが怒鳴る声が聞こえたんだゾ…?喧嘩でもしたのか?」
『…うん、ちょっとね』
ほんの少し悲しそうに微笑むはグリムを撫でた