• テキストサイズ

天使の様な君とワルツを

第6章 イジメ


ユウ「……姉さんはどうしてそんなに強いの?」

その問い掛けには言葉に詰まった
強いわけじゃない。ただ生まれた境遇が違うだけ
家族を知らない。愛を知らない。友情を知らない
に無いものを全て優は持っている

『……強いわけじゃないよ。ただ…虚勢を張ってるだけ』

小さく呟くがそれは優には届かない
強く見せる。笑って許す。何をされても守るべき者が居るから守るだけ
それは幼少期に植え付けられた物

ユウ「姉さん…?」

『…大事な弟とグリムがイジメられたら助けたいのは当然でしょ?』

優はその言葉に胸がズキリとした
/ 312ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp