【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第20章 ポテチの袋の中に入っている物
月「そして、上のカメラからも、横のカメラからも、絶対に映らない。だから、僕は右手で方程式を解き続け。
左手でポテチを取る振りをしながら、焦らずに、素早く、1文字ずつ書き込み、ポテチを取り、食べる事が出来る。」
そんな月の様子を、カメラ越しにチェックしながら、Lが総一郎に言った。
竜崎『夕飯の後、息子さんは、テレビもパソコンも点(つ)けず、ずっと勉強ですね。』
そう言ったLに総一郎が答える。
夜神『ええ…センター試験まで、10日切りましたから。』
総一郎とそう話しながらも、Lは頭の中では、月が、手にしている、ポテトチップスの中にあるだろう物に付いて考える。
竜崎「まず、Kaoriが夢で見たと言っていた、ポテトチップスというのは、間違いなく…今、夜神月が手にしているポテトチップスの事で間違いない…。
そして…Kaoriが見たの夢の通りであれば…今、夜神月が手にしている、あのポテトチップスの袋の中に、小型テレビとノートの切れ端が入っていると考えていい…。
設置したカメラからは確認する事は出来ないが…。まず間違いないだろう…。
ただ…それを実証する為(ため)には、今この状況でも夜神月が、犯罪者を殺しているという確証(かくしょう)が必要だろう…。そして、その証拠を押さえる必要がある。」
Lは、頭をフル回転させて、考える。
そして、そんなLを見ていたKaoriが、心配そうな顔をしながら、少し小さめの声でLに声を掛けた。
香織『L、大丈夫? わたしがもっと頭が良かったら、良い案が浮かんで、もっとLの力になれたかも知れないのに…。
でも、今のわたしは、こうしてLのすぐ側にいて、Lの気持ちを支える事しか出来ない…。ごめん…。』
そう、少しうつむきながら言ったKaoriに、少し微笑みながら、Lが言った。
竜崎『それは、違います。Kaoriは気付いてないかも知れませんが…。Kaori、貴女が私のすぐ側にいてくれるだけでも、十分、私の力になってくれています。』