【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第20章 ポテチの袋の中に入っている物
そして、夕飯を食べ終わった後。自分の部屋に戻ってきた月に、カメラ探しをして、疲れ切った様子のリュークが言う。
リューク『…月…、カメラ、たぶん全部探し出したぜ。死神も頑張ると、疲れるんだな…。あっ…そう言えば、カメラの場所と向き…。
全部、口で説明するんだったな…。ちょっと大変だが、良く頭に入れてくれ。二度説明するのは、ごめんだからな。』
そう言ったリュークに、月は片手を上げて、気合いを入れているような仕草で、リュークに答えた。
月『よしっ、頑張るぞ!! 勉強。』
そう言った月の様子を見ながら、リュークが月に、見付けたカメラの数を伝える。
リューク『全部で、64個だ。これだけのカメラの数だ…。カメラを付けている奴は、見つかるのを覚悟で付けてるとしか思えない。』
そんなリュークの話しを聞いた月は、確信した。
月「やはりLだ!! 最初の宣戦布告の時、死刑囚を椅子に平気で座らせたりもしてたし。今回のカメラに関してもそうだ…。奴も、限度ってものを知らない!!」
そんな事を考えていた月に、リュークが声を掛ける。
リューク『で…この状態で、俺、どこでリンゴ食うの?』
そう呟いたリュークに、月は口には出さず、心の中で答える。
月「無理に決まってるだろ、リューク。」
リューク『あっ…この中じゃ、喋(しゃべ)れないんだったな。明日、外に出た時に教えてくれ。』
そう話したリュークに、月は、さも勉強をしている様に答えた。
月『OK、この問題も正解。』
そして、頭では、カメラと、カメラの前での行動を考える。
月「カメラの数と、付け方から考えて、Lは短期間で見極めるつもりらしいが。リュークがカメラの位置を教えてくれた事と、前もって、僕がリュークに言って、仕込んで置いたポテチと小型液晶テレビ。
それで、この状況で僕は…どこから見ても、勉強をしている学生を装(よそお)いながら、デスノートで、今報道されている犯罪者を殺す事が出来る!!
この小型液晶テレビなら、ポテチの袋の中に入り、同時にデスノートの切れ端も入れる事が出来る。」