【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第20章 ポテチの袋の中に入っている物
竜崎『逆に、Kaoriが私の側にいない場合、私の推理力は格段に落ちます。だから、Kaoriは出来るだけ、私のすぐ側に居てください。』
そう言って、LはKaoriに微笑みながら、すぐ側にいるKaoriの頭を撫でた。そんなLに釣られるように、Kaoriも微笑んだ。
竜崎『それでは、今度は二人で一緒に、これからの事を考えましょう。一人では、良い案が浮かばなくても、一緒なら、なにか良い案が浮かぶかも知れません。』
そう言ったLにKaoriが答える。
香織『うん。』
そして、二人がこれからの事を考え始めた時。月もまた同じ様に、これからの事を考えていた。
月「ポテチの仕掛けで、書いた三人の犯罪者なら、いずれか、一人くらいビンゴはするだろう…。これで、僕が知り得なかった犯罪者が、40秒後には心臓麻痺で死ぬ。
そして、その間、僕はテレビもパソコンも点(つ)けずに、ひたすら勉強をしていた。そんな僕のアリバイの目撃者は、L本人だ。」
そう考えながら、月は、小型液晶テレビと一緒にそのまま、ポテトチップスの袋をゴミ箱に捨てた。そして、その様子を見ていたLとKaoriが考える。
竜崎『まず、夜神月は、こちらが前もって、ポテトチップスの中にある物に気付いているとは思っていない。それが、一つの事実ですね。』
香織『うん、絶対に気付いてない。だから、きっとそのまま何食わぬ顔を顔をしながら、小型テレビと、ノートの切れ端を他のゴミと一緒に出すと思う。』
竜崎『であれば、もし、そのポテトチップスの袋の中にある、小型テレビと、ノートの切れ端を回収出来れば、一つの確かな証拠になりますね。』
そう、二人で話していた時、ワタリがある報告をしてきた。
ワタリ『竜崎』
竜崎『どうした、ワタリ?』
ワタリ『先ほど、今日9時のニュースで、初めて報道された、横領容疑の銀行員が取り調べ中。そして引ったくり犯が、留置場(りゅうちじょう)で。心臓麻痺で亡くなりました。』
そのワタリの報告を聞いたLは、確信した。