【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第16章 シャープペンの芯(しん)
その月の説明を聞いたリュークが月に言う。
リューク『シャープペンの芯(しん)?』
そう言ったリュークに、月が詳(くわ)しく説明する。
月『ドアには、蝶番(ちょうつがい)という金具が付いているんだ。その蝶番(ちょうつがい)の部分に仕込んで置いたんだ。
ドアを閉めた後、その蝶番(ちょうつがい)の上に、外からは、ほとんど見えない程度(ていど)にドアを開けると、折れる角度で、シャープペンの芯(しん)を挟んで置いた。
だから、ドアを開ければ、必ず芯(しん)が折れる。今までは、自分で抜いてから入っていたが、今日は折れていた…。』
そう話した月に、リュークが思い出した様に呟(つぶや)く。
リューク『ああ、あれか。やってたな。』
月『ドアノブにシャープペンの芯。誰か入ったのは、間違いない。』
そう言った月に、リュークが言う。
リューク『親じゃないのか?』
月『親や妹なら、紙にすら気付かない。紙をわざわざ元の位置に戻してあるからこそ、怪しいんだ。』
そう話した月に、リューク自身も思い出す様に、言った。
リューク『確かに、あの妹や母親が、そこまでするとは思えないな。』
月『つまり、盗聴器やカメラの可能性は、十分にあるって事だ。まあ、ドアに紙が挟んであるのを見つけられても。デスノートは、まだ見つけてないよ。だって、机の周りは燃えてなかったしね。』
そう話しながら、月とリューク、二人が着(つ)いた場所は本屋だった。
そして、リュークが、月に言った。