【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第13章 1月8日
そして、Lと夜神が監視カメラを見ながらそう話していた時。月は自分の部屋に入るため、部屋のドアを開けようと、ドアノブに手を掛(か)けた。
そして、その手を一瞬止(と)めた後。少し険しい顔をする。
しかし、月はあえて何事も無かったかの様に、黙って部屋のドアを開け、部屋に入った。
その時、月が前もってドアに挟んでい置いた紙がはらりと落ちる。
そして、月が部屋に入ったと同時に、リュークが月に話し掛けた。
リューク『なあ、月、家に誰も居ない様だし、久しぶりにゲームでもしない?』
そんなリュークに、月は何も言わず、ベットに少し寝転がった。
月『…………』
いつもなら、リュークの言葉にすぐ返事を返してくるのに、何も返してこない月に、もう一度リュークが月に話し掛ける。
リューク『なあ、月、ゲームやろうぜ。 ……月? 聞いてる?』
だが、相変わらず月は黙ったままだった。
そして、そんなリュークを無視しながら、月はため息を着(つ)いた後、クローゼットを開け、上着を一着出し、羽織った後、もう一度紙切れをドアに挟み、家を出た。
その月の行動をカメラで見ていた夜神が呟(つぶや)く。
夜神『確かに…あそこまで気にしているとは……。部屋に何か見られたくない物でもあるのか?』
その夜神の呟きにLが返す。
竜崎『17歳という事を考えたら、そんなに怪しむ事ではありません。私も、意味もなくやった事があります。』
そう話したLを夜神は少し怪訝(けげん)そうな顔で見た。そして、Lがまた話しだす。
竜崎『それと、夜神さん。彼はキラ事件に興味を持ち、独自に調べているとの事ですが、捜査状況を彼に話した事はありませんか?』
その言葉を聞いた夜神が、一瞬驚いた顔をした後、Lに答える。
夜神『 ! ……馬鹿な…家族会議で事件について話した事はあるが…。報道されない極秘情報は、絶対話しはしない。
それに…最近は、ろくに帰ってもいないし、帰っても疲れて眠るだけだ……。』
夜神のその言葉を聞いて、Lが言う。