【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第12章 盗聴器と監視カメラ設置
そして、そんな二人のやり取りを聞きながら、しばらくそっぽを向いていたLが、もう一度捜査員達の方に向き、改(あらた)めて説明する。
竜崎『カメラの設置は7日間。状況により、早く撤去する事も、延長する事もある。
その場合は必ず真実を言い、こっそり盗聴器を残す様な事は絶対しません。これでいいですね。』
捜査員達は複雑(ふくざつ)な気持ちになりながらも、皆頷(うなず)いた。
竜崎『ワタリ、盗聴器、カメラ、モニターの準備にどれくらいかかる?』
ワタリ『明日以降であれば、両家の不在時間が分かれば、何時(いつ)でも取り付けられます。』
竜崎『では、また違うホテルに、最低2つのモニタールームを作り、盗聴器、カメラの設置ができ次第(しだい)、我々も、そちらのホテルに移ります。』
そう言った。そして、ずっと通話状態にして南空と繋がったままにしていた携帯を持って、捜査員達から少し離れた場所まで移動した後、改(あらた)めて南空に言う。
竜崎『話を聞いていて、大体(だいたい)分かったとは思いますが…。』
そう言って、Lが続きを話そうとした時、そのLの言葉を遮(さえぎ)るように、先に南空が言った。
南空『盗聴器、監視カメラ等(とう)を設置する際(さい)に、私も同行して、怪しい所や気になる所、気付いた事などがあれば、報告して欲しい。
というように解釈(かいしゃく)しましたが、間違いありませんか?』
と南空がLに言う。その南空の言葉を聞いたLが、電話の向こう側で、少し驚いた様な、笑った様な気配を感じた気がした。
勿論(もちろん)、本当にそうなのかは、残念ながら確認は出来ない。
そして、少し沈黙があった後。電話越(ご)しにLの声が聞こえた。
竜崎『流石です、南空さん。お察しの通りです。盗聴器、監視カメラ設置の際(さい)貴女にも同行してもらい、その時に何か気付いた事などがあれば報告をお願いしたい。
そして、その設置の際(さい)なんですが…。特に夜神家の息子さんの部屋の時は、念入りにお願いします…。』
南空はLのその言葉を聞いて、改(あらた)めて確認する。
南空『夜神とゆうと、先ほどの?』