【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第12章 盗聴器と監視カメラ設置
そして、その時、ずっと黙って捜査員達とLのやり取りを見ていたKaoriが、Lの隣に来て、捜査員達に少し困った様に微笑みながら、言った。
香織『驚かせてしまって、すみません。もともと竜崎は、最初から、女性人達の事は、わたしにお願いしますと言っていたんです。』
とKaoriが捜査員達に、説明した。
そして、それを聞いた松田が、Lに言う。
松田『なんだ…そうなら、そうと初めから言ってくださいよ~。盗聴器と監視カメラは仕方ないとしても、本当に焦ったんですから~。』
といつもの口調でいった。
その話を聞いた夜神も、先ほどの感情的な言い方ではなく、いつもの穏やかな口調で、話し出した。
夜神『香織さん。すまない。少し感情的になり過(す)ぎたようだ…。』
そう言って、頭をさげながら言った。
香織『いえ、もとはと言えば、竜崎の言い方が良くなかったのが原因なので、夜神さんのせいじゃありません。
だから、気にしないでください。それに大切な家族が疑われているんです、夜神さんの感情は、間違いじゃありません。』
そう 言いながら、Kaoriが夜神に微笑みながら言った。そのKaoriの微笑みにつられ、夜神も少しKaoriに微笑んだ。
そして、しばらく、そんな二人のやり取りを黙って見ていたLが、恨めしそうにKaoriを見ながら、少し拗(す)ねた口調で言う。
竜崎『香織、一言余計です…。』
Lはそう言って、そっぽを向いてしまった。
Kaoriは、そんなLに少し困った様に微笑みながら、よしよし、仕方ないな、という顔をしながらLの髪を撫でる。
そんなKaoriを見ながら、夜神が改(あらた)めて、Kaoriに言った。
夜神『香織さん。すまないが、よろしく頼む。』
そう言って、もう一度、Kaoriに頭をさげた。そして、そんな夜神に笑顔でKaoriが答える。
香織『はい!』
そのKaoriの言葉を聞いて、夜神もKaoriに優しい笑顔を向けたのだった。