【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第12章 盗聴器と監視カメラ設置
そんな捜査員と、夜神を見たLが、夜神と捜査員達に言う。
竜崎『夜神さんの思いは最(もっと)もです。なので、せめてもの配慮として、夜神家の監視は私と夜神さんで行います。
残りは、ローテーションで、一人が警察庁、一人がレイ=ペンバーの山手線関連のビデオに、北村家、夜神家の者が映っていないかのチェック。
残りの二人が北村家の監視にまわる、というやり方で、これからの捜査を進めていきます。
そして両家の女性人の入浴、またはトイレ、着替えの際(さい)は、香織に監視をしてもらうので、その場合(ばあい)は、香織を呼んでください。』
そう言ったLの言葉に、捜査員全員が驚いた顔をして、Lを見た。そして、電話越(ご)しにLの指示を聞いていた南空は、香織という名前を聞いて、誰?
と一瞬思ったが、Lが香織に、と捜査員達に指示を出していた事を考えると、Lが前に話していた恋人と言うのが、この香織と呼ばれる人物なのだろうと考えた。
そんなやり取りを電話越しに考えていた時、Lがまた話し出す。
捜査員達が、自分の事をジーと見ている視線を感じたLが、不機嫌な顔をしながら、ジトっと捜査員達を見ながら、言った。
竜崎『なんですか…?』
Lがそう言ったのを聞いた捜査員達は、「いえ」と気まずそうに、Lからちょっと視線を反(そ)らした。
そんな捜査員達を見た香織は、少し苦笑いを浮かべながら考える。捜査員達はたぶん、Lがそんな事を言うとは思わなかったのだろう。
今までのLのやり方を考えると、確かに驚くかも知れない。基本Lのやり方は、何だかんだで、結構強引なやり方が多い。
要するに、自分が正しいと感じたら、手段はあまり選ばない…。必要な事だから、やるんだという想いが強い…。だから、多少強引であっても、それを実行する。
なので、人からは冷たい人。人としての感情がないと誤解されがちなのだ。Kaoriはそこまで考えて、本当に不器用な人。と苦笑いしながらLを見て微笑んだ。