【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第11章 盗聴器と監視カメラ
竜崎『……10%……いや、5%です。』
Lのその確率を聞いた松田と相沢が驚きLに言う。
松田『たったの5%で……。』
その松田の言い分を聞いた相沢も便乗(びんじょう)してLに言う。
相沢『そうですよ、そこまでやるなら、せめて50%は……。』
そう言った二人に、少し動揺している夜神が、自分にも言い聞かせる様に話し出す。
夜神『いや…今までの捜査では、怪しいと思える者すら居なかったんだ…。1%でもある者なら、とことん調べるべきだ…。』
そう言った夜神に、動揺しながら、松田が夜神に自分が思った事を言う。
松田『「調べるべき」って、盗聴器とカメラですか!? 北村次長と局長の家ですよ…。いくらなんでも、他のやり方があるでしょう?』
松田のその言葉を聞きながら、夜神自身も自分の気持ちと葛藤(かっとう)しながら、考える。
夜神『…………』
そんな夜神から視線を反(そ)らすことなく、ジーと見るL。
そんなLから視線を反(そ)らさず、夜神の方もLを見る。
そして、二人の視線が交差(こうさ)して、少したった頃、夜神は一度目を閉じ、覚悟を決めた。そして、目を開け、Lから視線を反(そ)らさずに、Lに言う。
夜神『私も、自分の家族を疑われていたのでは憤慨(ふんがい)だ…。いいでしょう、付けてください!
そのかわり…付けるなら、家の隅々(すみずみ)まで。バスルームからトイレまで、見落としのない様にだ!!』
竜崎『ありがとうございます。そのつもりです。』
とLが夜神に言う。そんなLと夜神のやり取りを聞いた松田と相沢が、驚きながら、それぞれ、言葉を発した。
松田『き…局長!何を言ってるんですか!?』
相沢『そうですよ、自分の言っている意味がわかってるんですか!?』
松田『局長には、奥さんや娘さんも居るんですよ!?』
その松田と相沢の言い分に、感情をあらわにしながら夜神が大声で二人に怒鳴った。
夜神『わかっていて言ってるんだ!やるなら、徹底的にやらなければ、意味がない事も! もう黙っていてくれ!!』
そんな夜神に、二人は少し俯(うつむ)いた。そして松田が言った。
松田『すみません……。』