【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第11章 盗聴器と監視カメラ
相沢『ばれたら人権問題になり、私達も皆クビだ。それどころか、犯罪者に…。』
そう言った相沢にLが返す。
竜崎『私達は、首ではなく、命まで懸けて捜査していたはずです。』
南空としても、その捜査員の気持ちもわからなくはないし、驚く気持ちもわかる。でも、FBI捜査官として、Lと捜査をした事のある南空は、日本の捜査員ほどの驚きは無かった。
捜査員は、Lのその言葉に皆一瞬黙ってしまった。
捜査員『…………』
その時、今まで黙ってLの話を聞いていた夜神が、Lに質問する。
夜神『そのペンバーが、19日までに調べていた二人というのは、誰なんですか?』
その時、資料を確認しに行った松田が、資料を見ながら話す。
松田『レイ=ペンバーが19日までに調べていたのは……。』
そこまで話していた松田が、資料を見て黙ってしまった。
そこに、Lの説明が補足(ほそく)される。
竜崎『北村次長とその家族…。そして、夜神局長とその家族です…。この二軒の家に、盗聴器とカメラを付けさせて頂きたい…。』
南空は、電話越(ご)しにそのLの話を聞いて、何となくだが、Lが何故このタイミングで自分に連絡をしてきたのか理解した。
成る程(ほど)、その監視カメラと盗聴器を付ける際(さい)に、自分も同行して、怪しい所や気になる所、気付いた事があれば、報告をして欲しいという事なのだろう。
夜神は、そのLの言葉を聞いて、驚きと戸惑い、二つが合わさった複雑な表情をしながら、一瞬、放心した。
夜神『…………』
そんな夜神を見た、松田と相沢がすかさず、Lに意見する。
松田『だ…だから、そんなやり方、今の日本じゃ無理です!!』
相沢『バレたら、本当に、この捜査本部も破滅ですよ!』
そんな二人の話を聞いたLが、二人に言う。
竜崎『絶対バレない様に取り付けます。』
そう言ったLに捜査員が黙りこむ。
捜査員『…………』
その時、一瞬放心した夜神が我にかえって、改(あらた)めてLに問う。
夜神『竜崎…その中にキラがいる可能性は…いったい…?』
その夜神の問いに、Lが答えた。