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【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!

第11章 盗聴器と監視カメラ


竜崎『ペンバーは1番最初にファイルをもらった、ハリー=ベルにその直前に電話をしています。そして、すぐに、ファイルはベルからペンバーに…。

一番にファイルを欲しがったのは、ペンバーかも知れない…。これには大きな意味がある。そして、山手線での不審(ふしん)な行動、一緒にいた婚約者の失踪…。』

捜査員『何かありそうだな…。』

その話を、電話越(ご)しに聞いていた南空は、呆れたようなため息を漏(も)らした。

南空「全く、貴方は相変わらずの様ですね…。性格が悪い…。」

それは、声には出していないが、心の中で、Lに言った言葉だった。

竜崎『皆さん、キラが刑務所内の犯罪者でテストをした、12月19日、それまでに、レイ=ペンバーが調べていた者だけに絞(しぼ)って捜査をします。ごくわずかな人数です…。

しかし…その中にキラが居るかも知れないとすれば、事情聴取などというやり方では、駄目です…。危険でもある。捜査の対象は、二人の警察関係者と、その周辺…。

ペンバーは、その全ての者を「疑う余地無し」とだけ報告してますが…。このペンバーが調べていた2つの家に…盗聴器と監視カメラを仕掛けます。』

そのLの言葉に松田と相沢が驚き、声を上げた。

松田『ば…馬鹿な!? ここは日本ですよ、そんな事は許されない。』

相沢『い…いくら何でも、それは、無理ですよ竜崎…。』

それまで、黙って電話で捜査員とLのやり取りを聞いていた南空ナオミは、捜査員が言った竜崎という言葉に、一瞬固まった。

そして、うんざりした顔をする…。確かにキラ捜査をするうえで偽名を使うというのは正しいだろう…。でも…。

南空「よりにもよって、キラ捜査に使う偽名を、竜崎にするなんて…。」

勿論(もちろん)、声には出していないので、心の中の声である。

南空は、その名前を聞くとどうしても、身構えてしまう…。何故ならその名前は、南空にとって、忘れたくても忘れられない、あの事件を思い出させるからだ。

その事件が一瞬頭をよぎったが、南空は頭を振ってその事件を頭の隅(すみ)に追いやった。今は、目の前のキラ事件の事を考えなければ…。

そう自分に言い聞かせ、電話の向こうの、Lと捜査員達の話しに耳を傾ける。
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