【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第101章 月の情報収集💻
月『ただいま』
そう声を掛けながら、僕は玄関に入り靴を脱ぎ始める。そんな僕に、少し心配そうな顔で、母さんが声を掛けてくる。
幸子『月、今日は遅かったわね。連絡も無かったから、心配したわ。何かあったのかと…。』
そう声を掛けて来た母さんに、僕は脱いだ靴を揃えながら答える。
月『ああ、それは…。』
と、そこまで答えた後。僕はふと竜崎が言っていた事を思い出す。
月「そう言えば、捜査に関しては、内緒にするんだったな…。」
その事を思い出し。僕は一度深呼吸をした後。頭を切り替え、口元に微かに笑みを浮かべながら、母さんにはこう説明する。
月『心配掛けてごめん。でも心配はいらないよ、母さん。実は大学で、ガールフレンドが出来て、色々話してたんだ。
本当はもっと早く帰ってくるつもりではいたんだけど、話している内に盛り上がり過ぎて、時間を忘れてたんだ。それで、切りのいい所でそろそろ帰らないとだね。
って切り出した時には、もう外は暗くて。暗い時間帯に、女性の一人歩きは心配だし、彼女を最寄りの駅まで送ってから帰って来たんだ。
そして気付いたら、いつの間にかこんな時間になってた。連絡しようと思ったけど、もう家の近くだったから止めたんだ。
今回はもう無理だったから、母さん達には紹介出来なかったけど。今度また機会があれば、紹介するよ。』
そう説明した僕に、母さんが少し驚いた様な表情をしながら、こう続ける。
幸子『まあ…今回は何事も無かったから良かったけど…。今度もし同じ様な事があれば、家の近くだろと連絡ぐらい入れてよ?心配するから。』
改めて、そう言って来た母さんに、僕も答える。
月『わかったよ、母さん。今度からはそうするよ。』
そしてそんな僕達の会話に、聞き耳を立てていたらしい粧裕が、片手にポテトチップスの袋と、ポテトチップスを持ちながら。
興味津々と言った様子で。僕達の話している玄関の方まで出て来て、改めて僕達にこう言う。
粧裕『ぎゃっ!何なに、お兄ちゃん、彼女が出来たの?すご。』
そう声を掛けて来た粧裕に、僕は余裕(よゆう)を含んだ笑顔で返す。
月『おいおい、僕だってもう18の大学生なんだから、そのくらい当たり前だろ。粧裕も頑張れよ。』