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【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!

第99章 22日の、最終確認 📌


竜崎『0ではありません。月君がキラである確率が0では無い以上、私の考えが変わる事はありません。ですが、これだけは覚えておいてください。

現時点で、月君がキラでは無い確率が、0で無い事は事実ですが。私が今一番念頭においているのは、第二のキラの事です。第二のキラは、顔を見ただけで、殺人が出来る。そう考えての事でもあります。』

Lは口ではそう説明しつつ、心の中では、こう呟く。

L「夜神さんの気持ちは解るが…。ここで夜神月がキラであるとは、言えない。それに、今は第二のキラが先だ…。」

そう説明するLの中に、少しの陰りを感じたKaoriは、改めて心配そうに、話している二人を見る。

Kaori「L…。夜神さん…。」

そんなKaoriの様子に気付いたナオミが、ふわりとKaoriの肩に手を乗せ、Kaoriにだけ聞こえる微かな声で、Kaoriに言う。

ナオミ『あの二人なら、きっと大丈夫よ。』

そう声を掛けてくれるナオミさんの温かい気持ちが、わたしの中に降って来る。それを感じたわたしは、改めてナオミさんの方に向き、頷いた。

Kaori「ナオミさんが、そう言うなら、きっと大丈夫。」

そんなわたしを見たナオミさんは、ふわりと微笑んだ。

そんな中、しばらく黙ってLと総一郎、二人のやり取りを見ていた月は、改めて両腕を組み、顎に手を置きながら考える。

月「………。どこにも写真を残して無い…か…。なるほどね…。」

月は心の中でそう呟きながら、口では敢えてこう言う。

月『父さん、落ち着いて。僕が、キラである確率が0ではない以上。竜崎の言う事は、最もだよ。』

そう言った月を、総一郎は心配そうな表情で見ながら、月の名を呟く。

夜神『月…。』

月は、そんな総一郎を安心させる様に、微かに笑みを浮かべながら、こう言う。

月『大丈夫だよ、父さん。僕自身の疑いは、僕自身で晴らしてみせるから。』

月は総一郎にそう言った後。改めてもう一度、Lの方へ向き、こう続ける。
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