【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第95章 月の言い分
そんな中、Kaoriが少し躊躇いがちに、月に声を掛ける。
香織『でも、もし第二のキラが本当に、青山・渋谷に来てたとしたら、月君が危険なんじゃ…。』
夜神『そうだぞ、月。 私も香織さんと、同意見だ。もし本当に、第二のキラが青山・渋谷に現れるなら、危険過ぎる。』
そう声を掛けたKaoriと総一郎に、月は微かに微笑みながら、こう答える。
月『僕なら大丈夫だよ、Kaoriさん。それに父さんも心配し過ぎだよ。僕がキラなら、その心配もわかるけど。
僕はキラじゃないし、それに、第二のキラが興味があるのはキラだけだ。だから、きっと大丈夫だよ。』
月は、Kaoriと総一郎にそう話した後。改めて、これからの事について、考え始めた。
そして、敢えてそう説明した月を観察していたLは、その月の説明を聞きながら、こう考える。
L「[第二のキラが興味があるのは、キラだけ…。]もしキラが、普通の人間であれば、とっさには、出ない台詞だろう…。だが…。」
Lがそう考えている時、同じ様に月の説明を聞いていたナオミも、Lと同じように、こう考えていた。
ナオミ「確かに第二のキラが興味があるのは、キラだけ…。でも、キラである夜神月は、第二のキラが誰なのか、見極めたいと思っているはず…。
それに、第二のキラに関しては、Kaoriとアーマの話し…そして、今までの出来事からも、顔を見ただけで殺せる…。それは間違いない…。」
そして、ナオミがそう考えている間。Lも、改めてキラと第二のキラについて、考える。
L「第二のキラは、確実に、死神の目を持っている…。そして、その事は、夜神月自身も、わかっている。わかっていながら、敢えて夜神月は名乗り出た。
今敢えて、第二のキラに顔を見られる可能性のある場所へ行くと言い出すからには、何か考えがあるのは、間違いない…。
それも、私服警官が配備される事を、わかった上でだ…。だとしたら、夜神月としては、確実に第二のキラが、青山・渋谷に現れると、考えていると言う事か?」