【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第94章 青山と渋谷
そんな二人とは別に、Lにそう言われた、当の本人である総一郎は、少し複雑そうな表情で頷いた。
夜神『……うむ……。』
そして頷きながら、こう思う。
夜神「自分では、そこまででは無いと思っているが、周りから見ると、そう見えるのか…? まあ、竜崎がそう言うなら。
少なくとも、間違いでないのかも知れん…。キラは何としても、自分の手で捕まえたいが…。今は我慢する時なのだろう…。」
総一郎はそう思い、改めてLに返事を返す。
夜神『…わかった。』
そして、そう返した夜神さんの後に。何を思ったのか、松田さんが、自ら名乗りを上げた。
松田『じゃあ、青山・渋谷には、その街に似合いそうな、僕が行きますよ!』
そんな松田の名乗りを聞いた、同じ捜査員の相沢は、松田に疑いの視線を向けていた。
そして、そんな松田の名乗りを聞いたKaoriとナオミは、呆れた様に苦笑いを浮かべながら、少し気の毒そうに、松田を見ながら、心の中で、こう呟く。
Kaori「……。松田さん…。何で、そう思ったんだろう…。確かに松田さんは、年齢の割に、少し童顔に見えるかもだけど…。でも、こう言っては松田さんに失礼かも知れないけど…。
そこまで自信を持って、似合うとは思えないかも…。逆に、浮きまくりそうな気がする…。どうしてそう思うのかは、わからないけど…。」
ナオミ「確かに松田さんは、実際の年齢に反して、少し下に見えるかも知れないけど。青山・渋谷の人混みの中に紛れたとしても、浮きそうな気がすると言うのが、正直な感想ね…。
逆に何故自分が似合いそうだと思ったのかが、疑問だわ…。そう意味では、むしろKaoriの方が、違和感無く、周りに馴染めそうな気がするわ。」
心の中でそう呟いた二人は、ふとお互いにこう思う。
Kaori「でも、わたしはそう思ったけど、ナオミさんは、この松田さんの言葉を聞いて、どう思ったんだろう?」
ナオミ「まあこれは、私の思った事だから、他のメンバーが、どう思ったのか、気になる所ではあるわね。Kaoriは、どう思ったのかしら?」
そしてそう思ったKaoriとナオミは、二人同時に、お互いに視線を向ける。そしてお互いの目を見たと同時に、すぐにお互いの思っている事がわかった。