【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第94章 青山と渋谷
竜崎『ただ、勿論それもありますが、この捜査にあたる以上は、誰もが命懸け、という意味でもあります。』
そしてLがわたしに「当たりです。」と言ってくれた事で、わたしが出した答えも、間違いではなかったんだと思えて、改めて嬉しくなった。
だからわたしは、改めてLに笑顔を返す。そんなわたしに気付いたLも、わたしに笑みを返してくれた。そして、改めてこの場にいるメンバーに続きを話し出す。
竜崎『とは言え、青山・渋谷の方は、キラも第二のキラも、一般人は殺さないでしょうから、あくまでも私服で、キラや第二のキラの可能性がある不審者が居ないか。
見回るだけ、見回りましょう。そしてもし不審者がいれば、そこでは何もせず、後ほど改めてじっくり調べ、対策を練る。』
その場にいるメンバーは、そう説明してるLの話しを黙って聞いていた。
捜査メンバー『……………。』
そしてそんな捜査メンバーを改めて見渡しながら、Lは、これからの捜査方針について、確認をする様に続けて話す。
竜崎『それと、先程説明した通り、今回の捜査に関しては、警官は警官でも、私服で、一般人に紛(まぎ)れての捜査になります。
なので一般人に紛れても、違和感が無い様な警官が好ましいので、朝日さんの様に。目をギラギラさせた、いかにも刑事だと分かる人は、除外します。』
そんなLの話しを聞いた松田は、[ハハハ…。]と、乾いた笑いを漏らしていた。
そしてそんなLの話しを聞いたKaoriとナオミは、少し苦笑いを浮かべながら、こう思う。
Kaori「確かに、いくら私服だとしても、夜神さんみたいに、如何にも刑事ですって言うような、オーラを纏(まと)ってたら…。
一発で刑事だって、バレるよね…。それに夜神さんは、自分の仕事に関して、いつも誇りを持って捜査してる真っ直ぐな人だもん。」
ナオミ「夜神さんは、刑事の鏡の様な人だものね。いくら一般人に、紛れようとしても、今までの経験上。怪しいと思う人物がいれば。
間違いなく、ほっとけずに、刑事としての行動に出るでしょうね。それに夜神さんは、心根の真っ直ぐな人だもの。頼もしくあるけど、今回の捜査に関しては、確かにちょっと不向きではあるわね。」