【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第84章 主人公とアーマの力
Kaori『説明してくれてありがとう。L、ナオミさん。ようやくわたしの中で、全て繋がった気がする。』
そう伝えたわたしに、Lとナオミさんが言う。
L『Kaori。辛い事を思い出させて、すみません。』
ナオミ『Kaori、ごめんね。』
そう言ってくれた二人の気持ちが嬉しくて、わたしは微かに微笑みながら、答える。
Kaori『Lとナオミさんが謝る事は、何もないよ。わたし自身が、決めた事だもん。だから、謝らないで。L、ナオミさん。解りやすく説明してくれてありがとう!』
笑みを浮かべながら、そう言ったわたしに。安心した様に、二人も、微かに微笑みを返してくれた。
そんなわたし達の所に、ワタリさんが優しく微笑みながら、いつの間に入れてきたのか、紅茶の入ったカップを、わたし達に配りながら言う。
ワタリ『皆様、お話しも一段落ついた所ですし。少し休憩を入れましょう。その後、今後の事を話しても、遅くはありません。』
そう声をかけてくれたワタリさんに、それぞれ返す。
L『そうですね。少し休憩を入れてからまた、今後の事を話しましょう。』
ナオミ『そうね、少しくらい休憩をとっても、バチは当たらないと思うし。ワタリさんが、せっかく入れてくれた紅茶だもの。ゆっくり味わいたいわ。ね、Kaori。』
笑顔でそう言ったナオミさんに、わたしも笑顔で答える。
Kaori『はい!ワタリさん、ありがとうございます!』
そんなわたし達に、ワタリさんが笑顔で返す。
ワタリ『いえいえ。』
そして、そんなワタリさんに、感謝をしつつ、わたしは、ワタリさんが渡してくれた紅茶を一口飲んだ。
それと同時に口の中に、優しい甘さと、柑橘系の爽やかな酸味が広がった。そして、何故か肩に入っていた力が抜けた感覚がして、わたしは一瞬だけ、驚く。
Kaori『えっ?』
思わずそんな反応をした、わたしを見た三人が、優しく微笑みながら言う。
L『ようやく、肩に入っていた力が抜けたようですね。』
ナオミ『そうね。最もKaori自身は、気付いて無かったみたいだけど。』
ワタリ『Kaoriさんの紅茶には、蜂蜜とレモンを入れさせて頂きました。』