【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第84章 主人公とアーマの力
L『ただ私がKaoriから、その夢の話しを聞いて、先手を打ったに過ぎません。今思い出してみても、この時点では。まだ、さくらTV局の時の様に。
その日に起こる事を、見てはいません。数日ぐらい間隔(かんかく)が空いてました。ただ、さくらTV局の時は、その日起こる事を見ていました。』
Kaori『確かにあの時点で、その日に起こる出来事を見たのは、あの日が初めてだった。だからあの時、わたし自身も、もしかしたら力が強くなってるかもとは思った。
でもL、それを言うなら、お婆ちゃんだって、わたし達がこうして一緒に捜査してる未来を見てたし、レムと、そのレムと一緒にいる少女の夢を見てた。ならそんな力の差は、無いんじゃ…。』
そんなわたしとLの話を聞いたナオミさんが、少し考える仕草をした後。改めてアーマの方に向き、アーマに聞く。
ナオミ『……。アーマ、もう一度だけ、確認するわ。その場所の夢を見たのは、Kaoriとだけなのね?』
アーマ『ええ。』
アーマのその答えを聞いたナオミさんが、今度はわたしの方に向き、こう言う。
ナオミ『だとしたら、やっぱりKaoriの力の強さだと考えて良いかも知れない。』
そう言ったナオミさんに、わたしは改めて、理由を聞いた。
Kaori『ナオミさんさえ良ければ、そう思った理由を、詳しく説明してもらっても良いですか?』
そう返したわたしに、ナオミさんが答える。
ナオミ『ええ、構わないわ。上手く説明出来るかは、わからないけど、それでもいい?』
Kaori『はい、大丈夫です。』
ナオミ『わかったわ。』
ナオミはそう答えた後。改めてKaoriに確認する。
ナオミ『アーマがその場所の夢を見たのは、Kaoriとだけ…。』
Kaori『はい、それはアーマにも聞いたから、大丈夫です。』
ナオミ『Kaoriにも改めて確認して良いかしら?』
Kaori『はい、わたしに答えられる事であれば、答えます。』
そう答えたわたしに、微かに微笑みを浮かべながら、ナオミさんが答える。
ナオミ『ありがとうKaori。ただし理由を説明するには、私だけだとちょっと厳しいかも知れないから。L、貴方にも説明してもらうわ。Lも、私と同じ考えなのでしょう?』