【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第9章 捜査員と主人公がワタリに渡された物…。
わたしは、Lのその言葉に驚きワタリさんを見た。
そんなわたしに、ワタリさんが微笑みながら、頷(うなず)いた。
香織『ありがとう!竜崎!ワタリさんも、わざわざありがとうございます!』
そう言って、Kaoriが私とワタリに微笑んだ。そして、渡されたブレスレットをとても嬉しそうに、受け取った後。使われていた素材(そざい)を見て、少し驚いた顔をして、私に言う。
香織『これって、もしかしてわたしの誕生石!?』
わたしが、Lにそう聞くと、Lがわたしに答えてくれた。
竜崎『はい、もともと誕生石というのは、その誕生日の人間を護(まも)ると言われている様なので…。私自身が、どうしても香織に贈りたかったんです。
あまり、現実的ではないかも知れませんが…。私の目が届かない所で、香織に何かあった場合、その香織の守護石が、香織を護ってくれるように。という、私の願いを込めました。
勿論(もちろん)私の目が黒いうちは、誰にも、何にも香織を奪わせたりはしませんが…。ちなみに、香織のブレスレットは、一回押すと私に、2回押すとワタリに繋(つな)がるようになっています。』
Lは、そうわたしに説明してくれた。わたしはそんなLの言葉が嬉しくて、もう一度Lにお礼を言った。
香織『竜崎!ありがとう!!』
そしてLは、そんなわたしの反応を観て、悪戯が成功した子供の様な顔をしていた。
ワタリは、そんなLとKaoriのやり取りを、とても微笑ましい顔で見ていた。
そして、そんな二人のやり取りを見ていた捜査員達は、この二人はもしかしたら…。と思ったが、あえて何も言わず、二人を見守る事にした。
たった一人、松田を除(のぞ)いてだが…。
松田『僕にだって、まだ、チャンスが…。』
そう密かに思う松田だった。