【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第65章 ブレスレット💫 「L夢 微糖?」
そんなアーマに、わたしは、理由を説明する。
Kaori『勿論アーマが駄目だと言うなら、無理に破いたりしない。でも、ナオミさんともう一人、アーマとノートの事を知っておいて欲しい人が居るの。
そして、その人にも、このノートの切れ端を渡して、アーマの姿を見て、話せる様にしておきたい。だからお願い、アーマ。』
そう言ったわたしに、アーマが答える。
アーマ『構わないわ。それに、今さっき言ったはずよ。一緒に考えると。』
そう言ってくれたアーマに、わたしは笑顔でお礼を言った。
Kaori『アーマ、ありがとう!』
アーマがそう言ってくれたので。わたしは、改めてそのノートから、一枚だけページを破り、その破ったページの切れ端を、まずナオミさんに渡した。
ナオミ『ありがとう、Kaori。』
ナオミさんは、わたしが渡したページの切れ端を受け取り、微かに微笑んだ。そして、その受け取ったページを見て言う。
ナオミ『後は、Lね…。』
Kaori『はい、後はこのページの切れ端を、Lに渡さないとですね。』
そう答えたわたしに、ナオミさんが言う。
ナオミ『私から、Lに伝えても良いけど、Kaoriからの方が良いでしょうね。』
Kaori『そうですね。本当なら携帯か、直接呼び出すのが、一番早い気がするんですけど、携帯だと少し時間が掛かるかも知れないし。
直接呼びに行くのも、月君がこっちに向かってる事を考えると、時間が勿体ない気がするんですよね。だからそれを踏まえた上で、より速く連絡が取れる方法があれば…。』
とそこまで言いかけた時。わたしは、もしかしたら、これなら、一番速く連絡が出来るかも。と思った物を思い出した。
そして、もらった時から、ずっと大切に身に付けていた、ブレスレットを見る。それを見てわたしは、このブレスレットを渡された時の事を思い出し、思わずクスっとしてしまった。
そんなわたしに気付いたナオミさんが、微かに微笑みながらこう言う。
ナオミ『Kaori、嬉しそうね。何か良い案でも浮かんだの?』
そう聞いてきたナオミさんに、改めて答える。
Kaori『はい、もしかしたらですけど。一番速く、確実に、Lと連絡が取れるかも知れない方法を…。』