【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第7章 竜崎
そして、遂(つい)にLとキラ対策室のメンバーとの対面が始まる。
Lが言った刻限になり、キラ対策室のメンバーがホテルの扉の前に集結した。
そして、捜査員のメンバーは皆(みな)緊張した面持ちで、扉をノックする。しばらくした後、中から声がかかった。
?『どうぞ、お入りください』
捜査員達は、その声に頷(うなず)き合い、扉を開いた。そして、部屋に入る。部屋に入ってまず最初に目に入ったのはパソコン。
そして、そのパソコンを囲むように置かれていたスイーツの山だった。チョコレートにキャンディ、ゼリービーンズ、マシュマロ、ドーナッツにマカロン等のスイーツが所狭(せ)ましと並んでいた。
それに目をとめていた時、部屋の奥から、一人の男が現れる。その男は酷く猫背で、痩せ形、服装はゆったりとした白い長袖のシャツに洗いざらしのジーンズ。ボサボサの黒い髪。
そして、何より目を引いたのは、寝る事を忘れたような黒い目の下の隈(くま)だった。しばらく呆然(ぼうぜん)としていた捜査員達だったが、その男の掛(か)けてきた声で、我に返る。
L『初めまして、Lです。』
その言葉を聞いた捜査員達は、一瞬驚いた顔をしたが、すぐにLに挨拶を始めた。
捜査員『警視庁の「夜神です」「松田です」「相沢です」「模木です」「宇生田です」』
捜査員全員が挨拶をした後、Lが自分の手でピストルの形を作り、捜査員達の方に向け、バーン!と言って銃を撃つ真似をした。それを聞いた捜査員達が声をあげる。
捜査員『なっ……どうゆうつもりだっ。ふざけているのか!』
と怒鳴った。そんな捜査員達を見ながら、Lが言う。
L『もし、私がキラだったら死んでますよ? 夜神総一郎さん。』
それを聞いた夜神は一瞬、ごくりと唾(つば)をのむ。
L『キラが殺しに必要なのは顔と名前。そんな事はもう分かっているはず…。常識で考えれば、顔と名前だけで人は殺せない。
しかし、現実に今、それだけの情報で、次々と犯罪者が殺されている…。これは、そうゆう殺人…。そう考えるしかないんです…。
命を張って捜査をする人間は、もう我々だけです。不用意に名前は出さないでください。命は大切にしましょう。』