【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第61章 主人公宛ての小包 📦
そんなわたしと一緒に、荷物の中身を確認していたナオミさんが、それを見て、改めてこう呟く。
ナオミ『Kaori? 少し驚いてる様だけど、どうかしたの? 中身は…黒い大学ノートの様だけど…。』
黒いノートを見たナオミさんが、そう呟いた後。わたしは、改めて、出てきた黒いノートを見ながら、少し躊躇いがちに、ナオミさんに話す。
Kaori『…前に…一度だけ…。これと同じ様な、黒いノートを見た事があります…。勿論完全に、それと同じとは、断言出来ないけど…。』
ナオミさんには、そう言いながら。頭の中では、こう考える。
Kaori「ただ…。もしこの黒いノートが、例の夢の力で見たノートと同じなら…。今回の、キラ事件解決の、何かの役に立つ手掛かりに、なるかも知れない…。」
黒いノートを見ながら、そう考え、黙り込んでしまったわたしに、改めて心配そんな顔をしたナオミさんが、声をかけていた。
ナオミ『Kaori? Kaori!?』
Kaori『えっ…。あっ…。』
ナオミ『どうしたの? 大丈夫?』
Kaori『すいません、大丈夫です。少しこの黒いノートについて、考えてただけなので。』
苦笑いを浮かべながら、そう答えたわたしに、ナオミさんが、ほっと息をついた後。こう言う。
ナオミ『一瞬、返事をしないから、焦ったわ。Kaori、前にも言ったけど、何かあるなら、私にも話して。この黒いノートを、前に見た事があるって、言ったわよね。
この黒いノートに関して、Kaoriが何を思ったのか、私に全部話して。一人で抱え込むのは、無しにして。Kaoriがそんな感じだと、心配になるわ。
それに、一人で考えるより、二人で考えた方が、何かわかるかも知れない。だからKaori、話して。』
少し心配そうな様子で、そう声をかけてくれたナオミさんの瞳を見て。わたしは、自分が思った事を、素直に話す事にした。
Kaori『わかりました。少し長くなるかもですが、聞いてもらって良いですか?』
ナオミ『ええ、勿論よ。』
そう笑顔で答えたナオミに、Kaoriが話し出す。
Kaori『これが本当に、わたしが見た物と同じかは、まだわかりませんが…。以前、これと同じ様な、黒いノートを、例の夢の力で見ました…。』