【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第6章 カウントダウン
L【つまり2004年までに、ここに来て頂きたい。では、お待ちしています。】
そう打ち込まれたのを最後に、パソコンの通信が切れた。
Kaori『L、ついに始まるんだね。』
そう言って、少し緊張した様子でKaoriが私の隣に来た。私はそんなKaoriを抱き寄せて言う。
L『大丈夫です。Kaoriの事は、何があっても、私が護(まも)ります。』
Kaori『うん、何があっても一緒だよ。』
そうKaoriが微笑んだ。そして、私もKaoriに微笑んだ。そして、Kaoriがとっておきの紅茶を入れてくるね!と言ってキッチンへ向かった。
私はそんなKaoriを愛しく感じながら、もう一方では、キラの事を考える。
L「キラ…あえて現時点でのお互いの距離は、イーブンで縮まっていると考えよう…。しかし、今私が握っているお前へのヒントは、12人のFBI捜査官の尊い命を犠牲にしていまい、得た物だ…。良いだろう…。
私は初めて【L】として人前に姿を現そう…。もしお前がこの事を知る事が出来たなら…必ずお前はもっと接近してくる。望むところだ。お前は私の顔を見たとしても、名前が分からなければ殺せないはず…。
そして、私がお前を見つけたとしても、殺人の現行犯。もしくは、物的証拠を挙(あ)げなければ、殺人犯と断定は出来ない…。キラ…お前はお前で、FBIを殺した事で余裕はなくなってきてるはずだ…。お前は今、何を考えている…?」
そこまで考えた時、Kaoriが紅茶が入ったカップを持って、部屋に戻って来た。私はKaoriが入れてきた紅茶を飲みながら、今後の事を話す
L『Kaori。私はこれから、キラ捜査をするメンバーと会います。』
Kaori『うん。』
L『その際の呼び名ですが、キラは顔と名前だけで殺せると見て、まず間違いないでしょう…。なので、捜査本部では、私の事は竜崎と呼んでください。』
Kaori『うん、わかった。』
Kaoriは、少し緊張した面持ちで頷(うなず)いた。私は少し微笑んで、Kaoriに言う。
L『ただし、二人だけの時は、今まで通り、Lと呼んでください。私もその方が嬉しので…。』