【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第6章 カウントダウン
警視庁前
伊出『私はLとは組まず我々だけで、捜査をしたい。Lの今までのやり口だと、我々が会うのはLではなく、影武者かも知れないだろう。』
相沢『影武者か、ありえるな…。』
松田『わ…私はLを信用します。それに、この事件には、Lの力が必要だと思います。』
伊出『そして、FBIのように利用され殺されてしまうのか? 今まで、いくつもの難事件を一人で解決してきたというなら、なぜ、今さらたった6人に自分を晒(さら)してまで、協力を仰(あお)ぐ?』
夜神『……Lは初めから、この事件には警察の力が必要だと言っていた…。こうは考えられないか? Lはこうなる事を待っていた…。』
松田『こうなる事?』
夜神『捜査本部には、初めからLに不信感を持つ者がいた…。そして、次々に辞表を出す者も出て来た…。そして内部の情報漏れ…。これでは信用して指揮(しき)は取れない。』
松田『つまり、捜査本部の人間が死を恐れず、悪に立ち向かい、そしてLを信用し、Lも信用出来る人間だけになるのを待っていたと?』
夜神『うむ…。』
捜査員達『………』
伊出『とにかく、Lと組むなら、私は降ります。安心してください。皆をつけたり、Lを探す事はしませんから。』
そう言って、伊出は去っていく。
宇生田『私はLを信用し、協力してやってみます。』
相沢『私も…。』
そうして、捜査員達が本部に戻って来る。捜査員達が戻って来た事を、パソコンで確認したLが、さらに条件を打ち込む。
L【私は今、帝東ホテルの一室に居ます。私はこれから数日おきに、都内のホテルを移動します。
今後、警察庁の捜査本部は飾りの捜査本部とし、私の居るホテルの部屋を、事実上の捜査本部として頂きたい。
勿論(もちろん)これは、キラに私の顔を知られたくないという防衛対策であり、あなた方と全く同じ土俵(どひょう)に立つ事にはなりません。
しかし、これが私を信用してもらい、共に捜査をする為に、今、私が歩みよれるボーダーラインです。
この条件で協力して頂けるなら、二組に分かれ、30分以上の間を空けて、私の居る部屋の番号のメモをもらい、午前0時まで…。】