【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第56章 第二のキラ?
そして、そんな松田と相沢の意見を聞いた総一郎が、頷いた後改めてLに聞く。
夜神『うむ…。竜崎…。先ほども言っていたが、このキラが、第二のキラだと言う可能性は、一体(いったい)どれくらいなんだ…?』
そう聞いてきた総一郎に、Lが答える。
竜崎『今回は、70%以上です。』
Lのその答えを聞いた松田と相沢と総一郎、三人が驚いた表情を浮かべた。
三人『!!』
そしてそんな三人の反応を見たLは、特に気にする事なく。目を据(す)わらせながら、理由を説明する。
竜崎『大体(だいたい)、やり方が気に入らない…。キラらしくない…。』
そう説明したLに、相沢が聞く。
相沢『らしくない…?』
そう聞いてきた相沢に、更にLが詳細を説明する。
竜崎『ビデオの作り方にしても、酷すぎる。字が下手だとかだけでなく。音声も他の機器で再生された物を、ハンディカムの外部マイクから取り。
周囲の雑音が入ったと思われる所で、一度巻き戻してやり直している。普通なら、録音機とビデオカメラをケーブルで繋ぎ。
外部マイクなど使わない。これは幼稚とか、それ以前の問題です。それをテレビ局に放映させたり、警察幹部を盾にして、従わせようとするやり方…。
騒動(そうどう)になり、世論の反感を買う事くらい、わかるはずです。実際、罪のないアナウンサー等も、殺された。
…こんな事、私がキラなら怒りますよ。今までキラは、自分を追うものは別として、罪のない者の犠牲は避け。
自分の考えを、徐々に浸透(しんとう)させ、変えていくやり方をしていた。この事からキラは、恐怖による独裁は、狙っていない。』
そう説明したLに、相沢が言う。
相沢『じ…じゃあ、この指紋も、もしかしたら…。』
そう言った相沢の言葉に、総一郎が反応する。
夜神『ん? 指紋?』
相沢『はい。封筒の切手や、ビデオテープ等から、テレビ局員以外の、共通した指紋が出たんです。』
そう話した相沢の後に、今度は松田が説明する。
松田『私達は、いくらなんでも、キラが、指紋を残すわけないんじゃないかと…。』
そんな松田の言い分に、相沢が補足(ほそく)する。
相沢『もしくは、偽装(ぎそう)の為の、他人の指紋と考えたんですが…。』