【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第56章 第二のキラ?
松田『……? 3日も前に予告された事が、事実となったから、信じたわけですよね…?』
そう言った松田に、Lが答える。
竜崎『このビデオを観て、私はキラだと、信じられませんでした。』
そのLの説明を聞いた松田が、頭に疑問符を浮かべた後。少し首を傾(かし)げた。
松田『? ? ?』
そして、そんな松田の後に、今度は相沢が、Lに問う。
相沢『竜崎…。何故そう思うのか、ちゃんと説明してくれ…。私もこのビデオは観たが、そんな考えは…。』
そう話した相沢に、Lが理由を説明する。
竜崎『このビデオで予告殺人された者は。今までの犠牲者とは、異質だとは感じませんでしたか?』
そんなLの説明を聞いた相沢が、ハッとした表情を浮かべる。
相沢『!…。』
そんな相沢に、更にLが説明する。
竜崎『罪が軽すぎると言うだけじゃない。麻薬所持の芸能人なんて、大きく扱(あつか)われるのは、女性週刊誌ぐらいです…。気になったので、実際調べた結果。
4月13日の時点では、昼のワイドショーでしか、報道されていませんでした。おかしいと思いませんか? あの出目川というディレクターや、局の人間は、ワイドショーネタも報道と捉(とら)え。
疑う事は出来なかったと、考えられますが。明らかに異質です。本物のキラなら、そんな雑魚(ざこ)でやってみせる必要は全くないし、考えもしない。
これまでに裁いてきた凶悪犯を裁かずに、予告時間に裁く。その方が、キラとしての信憑性(しんぴょうせい)も、はるかに高い。
つまり第二のキラは、自分をキラだと思わせるには、局の人間が観る前に、本物のキラが殺す可能性のある犯罪者は、使えなかった。
凶悪犯だと、予告時間に関わらず、キラに殺される可能性が高く、予告時間がはずれれば、キラだと信じてもらえません。』
Lのその説明を聞いた松田が、自分が疑問に思った事を、そのまま言った。
松田『…しかし…。局の者にわかりやすい者を使ったとしか…。……いや、無理があるか…。』
そんな松田の話を聞いた相沢が、松田に視線を移しながら言う。
相沢『でも、それだけじゃ絶対に、第二のキラだとは、言いきれないな…。』