【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第55章 総一朗の言葉
それにわたしにだって、自分の中で決めている事がある。
Kaori「【Lは、絶対に殺させない。Lがわたしを守ってくれてる様に。わたしも、Lを守る!】この思いだけは、誰にも負けない!」
Kaoriがそう自分の中の気持ちを、整理しながら、考えていた時。
しばらく黙って、Lの話を聞いていた松田が、少し躊躇(ためら)いがちに、Lに言う。
松田『し…しかし、このままでは、L…。いや、竜崎が…。』
その松田の言い分を聞いた捜査メンバーが、それぞれ、黙って考え込んだ。
夜神『………。』
相沢『………。』
そんな中、先に話し出したのは、当の本人である。Lだった。
竜崎『そんな事より…。私は言われた通り出て行きますが。私が出ていった所で、もしキラが、私の事を、何も知らない人物だったら…。私をLだと信じてくれるかが、心配です。』
そう言ったLに、松田が言う。
松田『た…。確かに…。』
そう言った松田に、相沢がツッコむ。
相沢『おい…。』
そんな二人のやり取りを聞いたLが、続けて話し出す。
竜崎『勿論(もちろん)、信じてもらえるよう、努力はします。それでも信じてもらえず、世界の警察幹部が、犠牲になったら…。とそう考えてしまうんです。
結構難しいんですよ、自分がLだと、証明する事って…。その辺、キラはどう考えて居るんでしょうね…。まあ、まだ3日あります。
そうならぬ様、対策を考えましょう。私だって、死にたくありません。それに…キラ本人に殺されるより。キラに便乗(びんじょう)した者に殺されるのは、不愉快です。』
Lのその説明を聞いた捜査メンバーが、それぞれが、それぞれの反応をした。
夜神『なっ…。』
松田『えっ!?』
相沢『りゅ…竜崎!?』
香織『!?』
間木「やはり…。」
そして、Lのその説明に、一番最初に疑問をぶつけたのは、総一郎だった。
夜神『ど…どうゆう意味だ!? 竜崎。』
そう聞いてきた総一郎に、改めてLが説明する。
竜崎『キラがテレビ局に送りつけたビデオを観て思ったんですが…。』