【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第55章 総一朗の言葉
夜神『ろくに協力もしないくせに、何の対策も考えようともせず。キラの言いなりだ…。』
その言葉を聞いたナオミが、少し驚いた感じで、そう言った総一郎の方に、視線を向けた後。心の中で言う。
ナオミ「夜神さん!」
そんな総一郎の言葉を聞いたKaoriも、少し驚いた表情を浮かべた後。総一郎に視線を移した。そして、少し嬉しそうな、顔をしながら、心の中で呟く。
Kaori「夜神さん…。少なくとも、夜神さんは、そう思ってくれてるんだ…。どうしよう…。すごく嬉しい…。」
そんなKaoriに気付いたナオミが、微かに口元を、ほころばせた。そして、そんなKaoriを見た後。改めて総一郎の方に向き、心の中で呟く。
ナオミ「夜神さん…。夜神さんが、慕われる理由が、なんとなく分かる…。それに何故Lが、夜神さんに信頼を寄せているのかも…。
そして、何故Kaoriが、夜神さんを見て、嬉しそうな顔をしているのかも。夜神さんは、モラルに囚われない。上司や同僚、そして部下であるとしても。
相手が間違っていると思えば、おくさずに、自分の思った事を言える人。これでは、確かに心労で倒れても、納得だわ…。
でも、こんな状況であっても、自分の信念を貫く事が出来る。その姿勢は、警察官の鏡ね。そんな人の元には、自然と人が集まり、その人の力になりたいと思わせる。L、いい人物に出会えたわね…。」
ナオミがそう思っていた時。総一郎のその報告を聞いたLが、コーヒーを飲み。ケーキをフォークでつつきながら、話し出す。
竜崎『それが、一番正しい選択です。キラに警察が協力するなど、絶対にあってはならないし。警察庁長官と私の命なら。
私の命を差し出すべきです。キラを捕まえると挑発してきたのは私ですから、正しい判断です。』
そんなLの言葉を聞いたKaoriが、少しうつむきながら、自分の中にある気持ちを、整理しようと、改めて考える。
Kaori「確かにLの言う事もわかるし、Lの仕事の話を聞いた上で、恋人になると決めたあの時…。もしかしたら、こうゆう事も、あるかも知れないと思ったし…。
ある程度、覚悟だってしてた…。でも、覚悟をしてても、すんなり受け入れられるほど、ものわかりは、良くない…。」