【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第54章 主人公とナオミ。🍁
そして、そんなKaoriを見ながら、ナオミは、改めて、警察上層部が出した答えについて、考える。
ナオミ「まぁ、概(おおむ)ね、予想通りではあるわね…。自分達の命と、大勢の命。そして、L一人の命。それを天秤にかければ…。
どうしたって自分達の命と、その部下である警察官達の方を、優先するに決まってる…。それに、今まで姿を現(あらわ)す事なく…。
パソコンから指示を出したり…。一人で難事件を解決してきたLなら…。Lの方を、差し出そうとするに決まってる。全く、呆れるわね…。
彼等(かれら)にだって、失くしたくない大切な恋人や家族…。親族や友人が居るなら、もしかしたら、Lにも、そんな大切な人が居るんじゃないか?
とか考えないのかしら…。まぁ、警察庁長官かL…。どちらか一方(いっぽう)を…。とキラが言っている以上。彼等の考えも、わからない訳では、ないけど…。
でも、これではKaoriが可哀想だわ…。Lと恋人である以上。Kaoriだって、ある程度、覚悟はしてたと、知っては居るけど…。
実際にそうなった時の衝撃は、きっと大きい…。私だって、もし〈レイ〉が生きていて、そんな事になったら…。と考えると、きっと今のKaoriの様になるわ…。
私にとっては、大切な人だもの…。Lだって…Kaoriにとっては、何より大切な、失いたくない人…。ある程度、覚悟があったとしても…。
避けられるなら、避けたいに決まってる…。それにしても…。ろくに協力もしないで、自分達の都合の悪い時だけ、こっちを優先する…。一方的過ぎる気がするわ…。」
ナオミが、そう心の中で呟いた時。総一郎が、改めて、上層部が出した答えについて。自分の思った事を、その場で言葉にした。