第54章 主人公とナオミ。🍁

ナオミ『Kaoriは、私の心を救ってくれた…。だから、今度は私が、Kaoriを助ける番…。Kaoriが幸せな結末を迎えられる様。私は、この事件に、全力を尽くす。』

そう自分の決意を再確認した後。ナオミもベットに入り。今度は、本当に眠りに就いた。

そしてその夜。わたしはまた夢を見た。その夢は、今回のキラビデオに関する捜査で。夜神さんの息子である夜神月に。

Ｌが「捜査協力をお願いしても、よろしいでしょうか？ 」と、夜神さんに聞いている夢だった。そして、その夢を見た後。わたしは、目を覚ます。

そして、目を覚まして、一番最初に思ったのは。

Kaori『今の夢は、もしかして…。』

そう思い、わたしは夢の話をするため。隣で寝ているナオミさんを起こした。

Kaori『ナオミさん。起きてください。』

Kaoriに肩を揺すられ、声をかけられたナオミが、少しずつ、起き出す。

ナオミ『んっ…。Kaori？』

そして、しばらくして、ナオミが完全に目を覚ましたのを確認したKaoriが、夢を見た事を、ナオミに話す。

Kaori『ナオミさん。わたし、夢を見ました。』

そう話したKaoriに、ナオミが少し驚いた顔をした後。Kaoriに確認する。

ナオミ『夢！ Kaori、その夢って。もしかして、例のあの夢？』

そう聞いてきたナオミに、Kaoriが答える。

Kaori『はい、だと思います。その夢の中で、夜神さんに、Ｌがこう言ってたんです。』

Ｌ『夜神さん。息子さんに、捜査協力を願っても、よろしいでしょうか？』

Kaori『って、そう言ってました。』

ナオミは、Kaoriのその話を聞いた後。その夢について、少し考える。

ナオミ「…夜神月に、捜査協力…。確かに、今回の、キラからのメッセージビデオは、明らかに、以前のキラのやり方とは違う…。Ｌなら、第二のキラだという見解に行き着いても、不思議じゃない…。

私もどちらかというと、Ｌと同じで、今回のメッセージビデオは、第二のキラという意見だ…。なら、第一のキラだと思われる夜神月に、本物の、キラとしての原稿を書いてもらい…。」