第49章 本当の意味で…。

松田『そう、そうなんですよ！僕も部屋に入ってきた時から、ずっと気になって…。竜崎、僕にも分かる様に説明してもらって良いですか？』

そう聞いてきた相沢と松田に、Ｌが改めて、ナオミについて説明をする。

竜崎『彼女は、間木照子(まきしょうこ)さんといって、これから私達と一緒にキラ事件を捜査する、新しいメンバーの一人です。本当なら、もう少し後で合流するつもりでしたが。

夜神さんの事があった為。急遽(きゅうきょ)、予定より早めに合流してもらいました。主にやってもらうのは、ワタリと同じ様に、情報収集。そしてサポートになります。

後、香織のバックアップをお願いしました。彼女は南空さんと同じく元ＦＢＩ捜査官なので、実力は確かです。安心してください。

それと香織と同じく、彼女にも、キラ事件の情報が入ったら、些細(ささい)な事でも、全て話してくださって構いません。いえ、むしろ話してください。』

そう説明したＬの後に。改めてナオミ自身が、相沢と松田に挨拶をする。

間木『失礼しました。挨拶がまだでしたね。初めまして、私は間木照子(まきしょうこ)と言います。

今回のキラ事件に関しては、私も一緒に捜査させて頂きます。これから、どうぞよろしくお願いします。』

ナオミは、相沢と松田にそう言った後、改めて二人に頭を下げた。そんなナオミの対応に、最初は訝(いぶか)しんでいた相沢も、ナオミの事を信じる事にした。

相沢『間木さん、いきなり疑ってすまなかった。私は相沢という。これから、よろしく頼む。』

松田『あっ、僕は松田と言います。よろしくお願いします。』

間木『相沢さんと、松田さんですね。改めてよろしくお願いします。』

そして、無事に三人の挨拶が終わった後。相沢が話を再開した。

相沢『彼等(かれら)なら、指紋。もしくは、投函した人物が、切手を舐めていれば、そこから情報を得られるかも知れません。

それに、封筒やビデオテープの売られていた地域や、映したカメラまで特定できると思います。映像からも、何かつかめるかも…。

もちろん、音声を切って、ビデオの内容はわからない様に調べさせます。』

そう説明した相沢に、Ｌが言う。

竜崎『お願いします。』