【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第49章 本当の意味で…。
間木『誰にだって、出来る事と出来ない事があって、当然なの。それに、一人の人間に出来る事なんて、限られている。だから、お互い支え合いながら生きているのよ。それを忘れては駄目よ。』
ナオミさんも、わたしにそう言ってくれた。そんな二人の話を聞いて、わたし自身も思う。
Kaori「確かに、その通りだ。一人で出来る事には、限りがある…。だからこそ、他の人と力を合わせるんだ。わたしは、少し考えが狭くなっていたのかも知れない。
少なくとも、わたしの側には、Lも居てくれるし、それに、わたしの力になってくれると言ってくれた、ナオミさんも側に居てくれる。」
そう思ったら、胸の辺りが、少し温かくなった。そして、自然と笑みが漏(も)れた。そんなわたしを見たLとナオミさんがまた、微笑んだ。
そしてKaoriとナオミとL。三人がそんな話をしていた時。総一郎をソファまで連れてって、ひとまず休ませた松田は、電話で誰かと話していた。
松田『はい…はい…。局長は私達と一緒に居ます。今は休んでますが、無事です。心配しないでください。』
そして、しばらく二人と話した後。Lは仕事モードに入り、改めてナオミが渡してきた、袋の中身を確認する。
L「ビデオテープ4本と封筒。消印は大阪か…。しかしキラは、死の前の行動を操れる…。自分で大阪まで行き、投函(とうかん)しなくても出せる…。」
そう考えたLは、相沢に改めて声をかける。
竜崎『相沢さん。これの鑑識を、お願いできますか?』
そう声をかけてきたLに、相沢が答える。
相沢『はい。鑑識には顔がきくので、上手くやりますよ。』
相沢は、Lにそう答えた後。改めて、Lの側に居る。Kaoriとナオミに視線を向ける。そして、少し躊躇(ためら)いがちに、Lに聞いた。
相沢『…竜崎…。その前に、一つ聞きたい…。香織さんはもう一緒に捜査をしているから分かるが。先ほど、夜神局長と部屋に入ってきた、その女性はいったい…。』
相沢がそうLに聞いた時、ちょうど電話が終わった松田も、相沢に便乗(びんじょう)して、Lに聞いた。