【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第49章 本当の意味で…。
間木『竜崎にも言った通り。私は、ほんの少し力を貸しただけよ。それに本当の意味で、夜神さんを助けたのは貴女よ。香織。』
そう言ったナオミに、Kaoriが少しうつむきながら話す。
香織『…わたしは何も…。』
うつむきながらそう言ったわたしに、ナオミさんが微かに微笑みながら、改めて説明する。
間木『いい、香織。そもそも私は、竜崎から香織の夢の話を聞いて指示を受けなければ、行動には移せなかった。それは竜崎も同じだと思うわ。』
ナオミに、そう話を振られたLが、Kaoriとナオミの方に向き、その事について、改めて話し出す。
竜崎『確かにそうですね。私もKaoriの夢の話を聞かなければ、間木さんにこんなに早く、連絡は取らなかったと思います。
そして、夜神さんを助けるのも、今以上に遅くなっていたかも知れません。時間も、もっとかかっていたかも知れない。』
そんな二人の話を聞いたKaoriが、少し嬉しそうに微笑みながら、Lとナオミに言う。
香織『そっか…ありがとう。竜崎。それに間木さん。宇生田さんは、助ける事が出来なかったけど…。わたしのこの夢の力で、夜神さんだけでも、助けられたなら。
わたしの見た夢も、少しは役にたったんだって、そう思える。だから、ありがとう。』
そう話したKaoriに、Lとナオミも微笑みを返した。そしてそんなKaoriに、二人が声をかける。
竜崎『香織。前にも言いましたが。宇生田さんの件は、何も香織だけのせいではありません。私にも責任があります。だから、「自分のせいだ。」なんて思わないでください。』
そう言ってLは、微かに微笑みながら、わたしの頭を優しく撫でた。
そして、そんなLの話を聞いたナオミさんも、微かに微笑みながら、わたしに話す。
間木『そうよ、私も竜崎と同意見よ。そもそも、香織は一人で何でも抱え過ぎなのよ。香織だって、普通の女性よ。ただ、ちょっと特殊な力があるだけで。
貴女自身は普通の女性。いくら少し先の未来が見えても、香織が一人で全部を背負う事はないと、私も思うわ。』