第48章 ✨再会✨

Ｌは、ナオミに渡された袋の中を確認していた。そして確認した後。改めて、ナオミに言う。

竜崎『間木さん。ご苦労様(ごくろうさま)でした。ありがとうございます。』

そう言ったＬに、今度はナオミが言う。

間木『いえ、私は少し手伝っただけです。実際に働いたのは、夜神さんです。だから、その言葉は、夜神さんに言ってあげてください。』

そんなナオミの言葉を聞いたＬが答える。

竜崎『そうですね。』

そう口に出して言った後。Ｌは、心の中でこう呟いた。

Ｌ「夜神さん…。無駄にはしません…。」

Ｌが心の中でそう呟いた時。Ｌの隣に居たKaoriが。改めてナオミに声をかけた。

香織『間木さん。夜神さんを助けてくれて、本当にありがとう！』

そう笑顔で言ったKaoriに、ナオミも笑顔で答える。

間木『やっとお互いに会えたわね、香織。思ったより元気そうで、安心したわ。』

そんなナオミの言葉に、Kaoriが微かに驚いた表情を浮かべる。

香織『！』

そんなKaoriに、優しく微笑みながら。ナオミがKaoriに説明する。

間木『貴女の夢の話を竜崎に聞いた時。亡くなった捜査員の事も聞いた。だから少し、心配したの。だけど、今のKaoriを見て、少しホッとしたわ。

香織。これからは、私も一緒に捜査が出来る。だから、もしまたそんな事があった時は、私にも言って。力不足かも知れないけど。私も力になるわ。』

そう言ってくれたナオミさんの言葉を聞いて。わたしは不覚にも、また涙が出そうになった。そんなわたしに気付いたナオミさんが。

夜神さんと同じ様に。優しく微笑みながら、軽くわたしの頭の上に手を置いて、大丈夫よ。という様に、ふわりと微笑んだ。

そして、改めてナオミさんが、わたしに話す。