【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第5章 つかの間の時間… 「✨L甘夢✨」
Kaori『だから、正直少し悲しかった…。どうしてわたしに話してくれないんだろうって…。Lにとってわたしは、そんなに頼りにならないのかなって…。
確かにわたしはLほど頭は良くないし、わたしが考えても、特に何か良い案(あん)が浮かぶわけでも、何か特別な事が出来る訳でもないかも知れない…。
逆に、もしかしたら、足手まといになるだけかも知れない。でも、Lが苦しんだり、悩んだりしてる時は、わたしを少しぐらい頼ってよ…。わたしだってLを支えられるくらいの力はあるつもりだよって。そう思ってた…。』
わたしのその言葉を、聞いていたLが、優しくわたしを抱き締めてきた。そして、優しい声でわたし言う。
L『Kaori…すみませんでした…。私はKaoriに辛い思いをさせる気も、悲しい思いをさせる気も、ありませんでした…。
それに、私はKaoriを頼りにしてない訳でも、足手まといだと思っている訳でもありません…。ただ、私が嫌だったんです…。
こんな弱い自分をKaoriには、見せたくなかったし…。Kaoriには、笑顔でいて欲しかった…。私はいつでもKaoriを支え、頼りになる存在でありたかった…。
それに、多くの男性は、好きな女性の前では、良い格好をしたいものなんですよ…。』
とそうLが少し困った感じに微笑んだ。わたしはLのその気持ちが嬉しくて、少し泣きそうになった。そして、わたしもLに言う。
Kaori『L、ありがとう…。でも、女性の方も同じで、好きな人には、格好悪くても、ありのままの自分を見せて欲しいものなんです。』
それを聞いたLが、少し驚いた顔をした後、わたしを見て言う。
L『そうですね…。そうかも知れません。』
Kaori『だからね、L。今度からは格好つけずに、わたしに全部話して。わたしだって、Lの支えになりたいんだよ?』
そう伝えると、Lがまたわたしに言った。
L『分かりました。私のせいでKaoriが辛い思いをしたり、悲しい思いをするのは、本意(ほんい)ではありません…。』