【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第47章 Lの手配り
ニュース『この件に関して、警察からは、まだ何も発表されておらず…。あっ…今やっと一台のパトカーが、さくらTV前に到着しました!』
その報道を見てLは、目を見開いた。
竜崎『!』
そして今度は、その映像を見ていた松田が呟く。
松田『我々だけじゃない…。まだ、警察の中にも、立ち上がる者はいるんだ…。』
そんな松田の呟きに、Lが反応する。
竜崎『そうですね。捜査本部の人間なんて、警察のごく一部の人間だったわけですから…。』
Lは、口ではそう言いながら。心の中では、こう呟く。
L「やはり…。」
Lは、心でそう呟いた後。相沢に声をかけた。
竜崎『相沢さん。北村次長の携帯番号、知ってましたよね?』
そう聞いたLに、相沢が答える。
相沢『あ、はい。』
そう答えた相沢に、Lが改めて、相沢に言う。
竜崎『北村次長に電話をして、繋がったら、私に渡してください。』
Lにそう言われた相沢は、懐に入れていた携帯を取り出し、即座(そくざ)に、北村に電話をかけた。その頃。北村は次長室で、L達と同じ様に、ニュースを見ていた。
ニュース『しかしこの事態に、パトカーが一台というのは…。』
そして、ニュースを見ていた時、ふと北村の携帯が鳴った。北村は、おもむろに携帯を取り出し、ディスプレイを確認した後、電話に出る。
北村『北村だ…。相沢、私には電話するなと…。』
ディスプレイを見て、相沢だと確認した為。電話越しに、そう切り出したが。実際に、電話から聞こえてきた声は、相沢ではなかった。
L『Lです。北村次長にお願いがあります。このキラの報道を見て、自己の正義感で動く警察関係者が出てきます。上に統制(とうせい)を執(と)って頂かないと、惨事になりかねません。』
そう説明したLに、北村が言う。
北村『いや…しかし…私達は、この事件には…。』
Lと北村がそう話していた時。テレビから、新たな報道が流れた。
ニュース『ああ!!駆けつけた警官二人が倒れました!わ…私達もここから避難します。カメラは残し、離れた所で実況を…。』