【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第45章 入れ違い…
相沢『………。………。わからねーよ…。宇生田は、殺されたかも知れないんだぞ!!あんただって、キラ逮捕に、命懸けてんだろ!?』
そう言った相沢に、Lが答える。
竜崎『い…命を懸ける事と。命を、やすやすと奪われる可能性がある事をするのは、正反対の事です。
気持ちはわかりますが、堪(こら)えてください…。宇生田さんがやられ…。その上、さらに相沢さんの命まで、奪われてしまったら…。』
そう話したLは、自分の膝(ひざ)を強く掴みながら、自分の中の感情を、必死に抑(おさ)える様に。ふるわせながら、一人掛(がけ)のソファに座っていた。
そして、そんなLの姿を見た相沢は、今までの激情的な表情を消し、押し黙った。
相沢『………。………。』
そして、捜査本部でそんなやり取りがされていた頃。総一郎が入院していた病院では、幸子が少し席を外した隙(すき)に。総一郎の姿が、病室から消えていた。
そして、誰もいない病室では、テレビのニュースの音のみが、流れていただけだった。
ニュース『さくらTV前は、先ほどの出来事が嘘の様に、閑散(かんさん)としております…。』
そして、幸子が病室に戻って来る少し前に。Lからの指示で、総一郎が病院に居るかどうか確認する為、病室に来たナオミは。
総一郎がすでに病院に居ない事を知り。前もって、Lに指示された通り、すぐにLに状況を伝える為、電話をかける。
そして、ナオミが総一郎の病室を訪れていた時。Lは宇生田の事を、Kaoriに伝えるため。相沢達から離れ、Kaoriが待っている場所に、戻って来ていた。
そして、ソファに座っているKaoriに、声をかける。
L『Kaori……。』
そのLの声に、Kaoriが振り返る。
Kaori『…L?』
そう言いながら、Lの方に振り返った時。Lは、顔を髪で隠す様に、少しうつむいていた。そして、Kaoriに話し出す。
L『Kaori…。宇生田さんの事ですが…。』
そんなLの雰囲気と、話し方でKaoriは、全てを悟(さと)った。