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【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!

第43章 タイミング


キラ【簡単に出来る事です。私を捕まえようとさえしなければ、罪のない人間は死にません。例え私に同意出来なくとも。

メディアに乗せ、公(おおやけ)にしたりしなければ、殺したりはしません。そして、少しの間、待っていてください。誰もが認める世界になります。】

テレビから、キラのそんなメッセージが流れている頃。宇生田は、サイレンを鳴らしながら。急いでテレビ局に向かっていた。

一方(いっぽう)その頃。病院で入院中の総一郎も、同じように、キラから全世界に向けてのメッセージを、病室で見ていた。

そして総一郎が、テレビでキラのメッセージを見ている事に気付いた幸子が、総一郎が見ていたテレビの電源を消しながら、総一郎に言う。

幸子『あなた…。体に障(さわ)ります。今は休んでください。』

そう自分に声をかけてきた幸子に、総一郎が返す。

夜神『幸子…。私はキラ事件の、捜査本部長だ…。』

そう説明した総一郎に、少し悲しそうな表情をしながら、もう一度、テレビの電源を入れた。そして、病室でそんなやり取りがされてる時。

夢を見て。Lの居る部屋に急いでいたKaoriが、目的の部屋に着いた。そして、息をついた後。勢い良く、部屋の扉を開けて、すぐにLに駆け寄って、声をかけた。

Kaori『L!?』

そんなKaoriの声を聞いて、キラの事を考えていたLが、Kaoriに意識を向ける。

竜崎『!? 香織! よりにもよって、こんなタイミングで……。』

そう言ったLの言葉を気にする事なく。KaoriがLに勢いよく聞く。

Kaori『L!! 宇生田さんは!!』

そう言ったKaoriの瞳には、うっすらと、涙が滲(にじ)んでいる。そんなKaoriを見て、ただ事では無いと感じたLが。

焦っている様子のKaoriを、落ち着かせる為に。捜査員達から離れたソファに連れて来て、まずソファに座るように促(うなが)す。

そして、つとめて冷静に。優しくLが、Kaoriに声をかける。

L『Kaori。大丈夫です。落ち着いて、ゆっくり理由を説明してください。』

そう話したLに、Kaoriが言う。
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