【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第36章 Lの主人公への想い 💝 (L甘夢)
L『私が大学でKaoriを見た時、どれだけ驚いたか。一瞬、本当に心臓が止まるかと思いました…。』
そして、そう説明した私に、Kaoriが一瞬キョトンとした顔をして、私を見た。そして、その後、少し嬉しそうに微笑んで、私に言う。
Kaori『そう、だったんだ。』
そう言って、少し微笑んだKaoriが気になり、私は疑問符を浮かべて、Kaoriに問う。
L『 ? 今の所は、笑う場面では、ないと思いますが?』
そう言った私に、Kaoriが少し申し訳なさそうにした後、私に理由を話す。
Kaori『ごめん。Lのその気持ちが分かって、少し嬉しくなって。いつもは、Lの方が、突拍子もない事をするから、そうゆう心配をするのは、いつもわたしの方だったから、逆にちょっと嬉しくて。』
そう言って、少しはにかんだ様な顔をして、私に話した。そして、Kaoriのその説明を聞いて、私は理解する。
L「確かに、いつも心配をさせてしまっている自覚はあった。それに、私が何か行動を起こすたびに、Kaoriは心配そうな顔をしていた…。
でも、Kaoriは特に、不満も文句も言わず、常に私の背中を押してくれていた。」
でも、今のKaoriの説明を聞いて、少し反省する。もしかしたら、私は自分が思っている以上に、Kaoriに心配をかけていたのかも知れない。
それに今回の事で痛いほど、痛感した。確かに、いくら安全だとはわかっていても。もしあの時、大学で、私の気付かない所で、キラに接触し、キラに殺されていたら…?
そこまで考えた時。背筋が凍(こお)る様に、冷たくなった。そんな事、考えたくもない…。
なるほど、良くわかった。良く聞く事ではあるが…逆の立場になってみないとわからない事がある。
というあの言葉は、間違いないらしい…。そんな事を考え、黙ってしまった私にKaoriが声をかける。
Kaori『L? 大丈夫? 心配かけて、ごめんね。』
そう言って、私の背中を優しく、ポンポンと軽く叩いた。そんなKaoriに、私は改めて、Kaoriへの想いを自覚する。
L『いえ、謝らないといけないのは、むしろ私の方かも知れません。』