【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第35章 キラの人物像👥
月『いい加減にしてくれ。キラだと疑われる人間が、どんな気持ちか、考えてみろよ。』
Lは月のその言葉に、少し考える様な仕草をした後、言う。
流河『…………。最悪な気持ちになりました…。』
そう答えたLに、月が言う。
月『だから、例えば、1か月間。僕をパソコンもテレビも、何も無い所に入れて、誰かに、ずっと監視させておくとか…。』
そう話し出した月に、Lは黙ったまま、少し考える。
L「普通、そこまでして、疑いを晴らしたいと思うだろうか? ………。いや、普通に考えて、キラでないなら、ここまで、気にする事はないだろう…。
何より、それをやって何も出なかったからこそ、私が直接、おまえに接触(せっしょく)する事になった…。」
L自身は、そう考えるが、月には、こう話す。
流河『駄目です。そんな人間を無視した事は出来ませんし…。何よりも、疑いのかかっている者の案を採(と)るのはナンセンスです。』
そうしれっと言ったLに、月は心の中でツッコむ。
月「今まで、散々(さんざん)人間を無視して来た事をして置(お)いて、今さらじゃないのか…。」
心の中では、そうツッコむが、実際に口では、こう言う。
月『……なるほど……。』
そして、そう言った月に、Lが説明する。
流河『大丈夫ですよ、夜神君。夜神君がキラでないのなら、そのうち、わかる事です。それに、今日の夜神君とお父さんのやり取りを見て。
もしかしたら、キラではないとも考えました。では夜神君。お父さんを、お大事に。』
そう言ってLは、迎えに来た車の後部座席に座った。そして、そんなLに、月が声をかける。
月『あっ、あともう一つ。捜査に協力するとは言ったけど、父が元気になるまでは、しばらく、何もできないと思う。』
流河『わかっています。では。』
そう話した後、月は、Lの乗った車を見送った。そして考える。
月「流河早樹(りゅうがひでき)…。竜崎…。僕が戦ってきたLは、間違いなくあいつだ…。本当の名前は…。」