【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第35章 キラの人物像👥
流河『【夜神粧裕】』
そう言ったLに、月は、怒りの表情を浮かべて大声で、Lに言う。
月『流河、いい加減にしろ!? なんでここまで来(き)て、おまえは、父を苦しめる様な事を言うんだ!』
そう怒鳴った月に、Lが少したじろいだ様に答える。
流河『私は、夜神君の推理に、補足しただけです。』
そんな二人のやり取りを、しばらく黙って聞いていた総一郎が、二人を見ながら言った。
夜神『二人供、止めてくれ。月、今さら何を言われても私は動じない。だが、ケンカなら、外でしてくれ。竜崎…親馬鹿と言われるかも知れないが…。
粧裕がキラなど、絶対にない。あの娘は、どちらかと言えば、嫌いな子を殺してしまって、泣きわめく方の性格だ…。』
そう話した総一郎の言葉を聞きいた二人が、それぞれ反応を返す。
流河『そうですね…。』
月『……………。』
そして、そんな総一郎の話を聞いた月は、少し沈黙した。そんな月に、リュークが少し笑いながら言う。
リューク『「月がキラなど、絶対にない」とは、言わないのな。ククク。』
そして総一郎は、そんな二人に、改(あらた)めて、視線を向けながら、話し出す。
夜神『キラは悪だ…。それは事実だ…。しかし、最近(さいきん)。私は、こう思う様にもなっている…。確かにキラは悪だ。だが、本当に悪いのは、人を殺す事の出来る、その能力(ちから)だ。』
総一郎のその説明を聞いた月は、無表情だった顔を更に無表情にする。そして、それが伝わらない様に、髪で表情を隠した。
そして、そんな月に、総一郎が続けて話す。
夜神『だからこそ、私は思う。そんな能力(ちから)を持ってしまった人間は、不幸だ。どんな使い方をしても、人を殺した上での幸せなど、真の幸せであるはずがない…。』
そう話した総一郎に、Lも同意する。
流河『夜神さんの言う通りです。もし、キラが普通の人間で、その能力(ちから)を偶然手に入れたのなら。まったく不幸な人間です。』
そんな二人の話を聞いた月は、何も言う事なく、しばらく黙って、二人のやり取りを聞いていた。