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【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!

第34章 総一郞の想い…


流河『もう一度説明しておきますが、キラは日本に入ったFBI捜査官12人を殺しています。それは12人全員が、12月27日にファイルを持ち、その日のうちに、全員が亡くなっている事から、明白(めいはく)です。

そして、キラが捜査本部の、捜査状況を随時(ずいじ)得ていたのも、事実です。何処からかは、わかりませんが…。本部のコンピューターのセキュリティも、甘かった様ですしね…。

とにかくキラは、捜査本部に居た者のデーターを引き出せた可能性が高い。しかし、FBIを殺したキラが、日本の捜査員は誰一人、殺していない。

ここからも、キラの身内が、本部に居たと推測できるんです。まあ、キラなら、身内をも、平気で手にかけるかもしれませんが…。』

そんなLの説明を、月は相槌(あいずち)を打ちながら聞いている。

月『……なるほど……。』

流河『そして、FBI捜査官の一人。レイ=ペンバー。彼の動きには、注目するべき点がありました。日本に一緒に居た、元FBI捜査官である婚約者(フィアンセ)まで、行方がわからなくなっています。』

月『婚約者(フィアンセ)?』

流河『はい。』

月『それで、そのレイ=ペンバーが調べていた。北村家と、家(うち)の家族に、絞られたって事か…。』

流河『はい。』

月『僕は今まで、キラは日本の関東に潜伏しているという線から、キラが日本人で、罪の無い日本人を殺すのに、抵抗があるくらいにしか、推理していなかった。

しかし、殺されたFBIが、日本警察の関係者を尾行していたのなら、そこにキラがいる可能性が高いのは確かだ。そして、尾行していた対象に、僕が入っていた。

これなら、疑われても仕方がない…。いや、流河の言う通りなら、他に疑う対象がいない…。』

そう話した月に、Lが言う。

流河『夜神君の推理力は、たいしたものです。いつも的確で早い。』

そんなLに、月も視線を向けながら答える。

月『流河。捜査には協力するよ。流河の存在は、今、父が証明してくれたからね。』

そして、Lが一瞬だけ、月から視線を反らし、総一朗に移した時、月は一瞬だけ、口元に笑みを浮かべて言う。
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