【デスノート】原作の物語でLが生きているlFストーリー!
第34章 総一郞の想い…
そして、急いで総一郎が運ばれ入院したという、病院に駆けつけた二人は、すぐに、総一郎に面会をする。
そして、総一郎の無事を確認した二人は、総一郎を見て、少しほっとしながら、今回の件についての話を始めた。
まず、最初に話を切り出したのは、月だった。
月『……本当に、ただの過労なんだろうな……。』
そう言った月に、母が焦った様に月に言う。
幸子『月!何言ってるの!?』
そう言った幸子に、月は自分が思った事を、そのまま言った。
月『だって、心臓発作なんて聞いたら、普通、誰だって考える事だろう? キラに殺された人は皆、心臓麻痺なんだから…。』
そんな月の話を聞いた、総一郎が答える。
夜神『……正直、私も倒れる瞬間。一瞬「キラか?」と頭を過(よぎ)ったのも、確かだ……。』
そう話した総一郎の言葉を聞いた幸子が、一瞬「そんな」という顔をして、総一朗を見た。
幸子『…………。』
そして、しばらく黙って、総一郎達の話を聞いていたLが言う。
流河『…キラ事件の捜査本部の長…。確かに、キラに狙われる理由は十分過(す)ぎる。キラの殺人未遂…。確かに、確率的には、0%とは言えませんね…。』
そんなLの説明を聞いた幸子が、驚きの表情を浮かべていた。そして、そんな幸子に気付いた総一郎が、幸子に言う。
夜神『幸子。月が来てくれたし、私はもう大丈夫だ。家に戻りなさい。でも、粧裕(さゆ)には何も言うんじゃないぞ。これ以上、心配はさせたくない。』
そんな総一郎の言葉を聞いた幸子が、総一郎に言う。
幸子『わかりました。じゃあ、また明日、必要な物を持ってきます。月、あとは頼むわよ。』
そう言った幸子に、月が答える。
月『ああ、わかった。』
月のその言葉を聞いた後、幸子は病室から出て行った。そして、幸子を見送った後、総一郎が月とLに、話を切り出す。
夜神『自分でこう言うのも何だが、今回の事はキラでは無いな…。今思えば、上司…部下…と葛藤(かっとう)し、いつキラに殺されるかわからない状況で、ろくに睡眠も採(と)らずに、無理をしてきた。』